株式会社JTB沖縄

大学では土木一本だった自分が沖縄に貢献するため観光業界へ

これまでの人生で経験したことのないことばかりです

ー現職にチャレンジしようと思った理由を教えて下さい。

私は広島出身で、大学進学の為に来沖し琉球大学工学部の環境建設工学科で学ぶうちに、沖縄で働きたい、沖縄に貢献したいという気持ちが生まれました。それで土木業界を始めとした県内の大手企業を色々受けてみたのですが、特に沖縄に親和性があるのが観光業界だと感じました。JTBといえば内地では知らない人はいない有名企業。

企業理念や経営方針に惹かれて現職にチャレンジしました。

ー所属している会社(部署、チーム)の主な業務についてご説明をお願いします

現在は旅行営業部で、法人事業・MICE事業を担当しています。一般企業の団体旅行や修学や留学などの教育旅行、部活動の遠征、沖縄で開催される学会や国際会議などの運営など内容は様々で、添乗もします。派遣の添乗員さんにお願いすることもありますが、添乗は自分の提案した企画を自分で体験し、お客様のリアルな反応を間近で見られるチャンス。できるだけ自分で行くようにしています。

ー1日の仕事の流れをお聞かせください

出社は9時15分。月曜日と木曜日は朝礼があり、日々の営業成果やBADニュース、相談などを交わします。その後メールチェックと返信をして、10時〜16時位までは営業に出ます。新規の提案や、決まっているものは進捗の確認など1日4〜6件ほど回ります。休憩は自分のタイミングで1時間。夕方に帰社してメールチェックと返信をし、17時45分に終業です。毎日営業に出てしまうと社内作業が出来ないので、手配や企画書の作成など会社から出ない日もあります。営業に出る日も出ない日も、1日があっという間に過ぎていきます。 

ー働くなかで感じるやりがいと、苦労していることを教えて下さい。

やりがいは、お客様に喜ばれること。感謝の気持ちを直接伝えていただけること。次にもっと良い企画を作りたいというモチベーションになります。入社して最初の3年程は先輩と一緒に動いていましたが、今では後輩をサポートに入れて現場をみて勉強してもらうことが多いです。思い出に残っている企画は、企業の報奨旅行でプチキャンプファイヤーを用意して、マイムマイムを踊ってもらったこと。最初は皆さん「えー!」と言いながら恥ずかしがっていましたが、次第に笑顔で踊りだして、チームビルディングとしても成功したのではないかと思います。

VIPのお客様の旅行手配は、経験したことのない世界なので本当に大変です。料理はどれがいいのか?席順は?誘導は?ホテルの階数は?など、これまでの人生で経験したことのない気遣いが必要になります。更に超VIPに関しては裏動線があり、空港やホテルなどでは一般の人が入れない場所から出入りします。それは空港やホテル側が慣れたもので、教えてもらう事も多くあります。

ー仕事後や休日はどのように過ごしていますか?

平日の何もない日は料理して、テレビを観て、風呂に入って寝ます。週末は仕事のメンバーと飲みに行ったり、ゴルフやショッピング、会社のメンバーと本島北部へプチ旅行に出かけたりと、職場の仲間とは仲が良い方ですね。新しい観光施設が出来たら土日を使って行くこともあります。

ー学生時代やっておけばよかったこと

もっと海外旅行に行っておけば良かった、英語の勉強しておけば良かったと思います。海外で現地の人とコミュニケーションを取ったり、四苦八苦して電車のチケットを取ったり、現地の食べ物を食べたりと、テレビで観てなんとなく知っているのと実際に自分でやってみるのとでは全く違います。自分はこれまでは土木1本で来てしまい、社会に出ると大学の頃に得た知識は、本当に小さなものだったと分かりました。